以前から気になっていた【オラファー・エリアソン展 ときに川は橋となる】に行ってきた話。よかったのでその一部を紹介。
オラファー・エリアソン
オラファー・エリアソン(1967年生まれ)はアートを介したサステナブルな世界の実現に向けた試みで、国際的に高い評価を得てきました。1990年代初めから、写真、彫刻、ドローイング、インスタレーション、デザイン、建築など、多岐にわたる表現活動を展開してきました。本展は、エリアソンの代表作を含む、多くが国内初公開となる作品の数々で構成されています。(出典:東京都現代美術館)
とあるように、環境、光、水、霧などの自然現象を用いることによって、周りの世界を知覚し、私たちひとりひとりの気づきをうながすアートです。普通のアートと違って自然の物を使ったアートでした。
”ときに川は橋となる”展
氷河の氷で制作
まずは入り口正面に大きな水彩画が出迎えてくれます。アイスランドの氷河の氷を紙の上に置いて描かれるそうです。人の手では描けない綺麗な模様でした。自然とオラファーが共同制作するという意図があるそうです。
ガラスの太陽
ガラスの多面体、それが太陽の光によって輝いていることが太陽と我々の関係の重要性を示しています。単純に綺麗でした。
オレンジの残像
青い光とオレンジの光の残像が綺麗でした。このアートの意図は説明が難しいので割愛。。
様々な水彩画
野菜クズの顔料で描かれた水彩画。普通にカッコよく欲しいです。このバランスもかっこいい。
色彩理論の探求
3つのシアン、マゼンタ、イエローの円が重なり合って色を生み出しています。円は吊るしてるだけなので常に揺れていてその一瞬一瞬で壁に映し出される色が変わっていきます。
ときに川は橋となる
真ん中の水に光を反射させて天井に水の動きで流動する光のアート。くらい暗幕の中ですごく幻想的なシチュエーションです。綺麗でした。これが今回の展覧会での新作だそうです。
ビューティー
オラファー・エアリソンの初期の代表作。霧に光を当て虹を生み出しています。光がないと何も見えない、よって虹も見えないという、光の重要性を示してます。ちなみにこの中は通ってもいいそうです。多少濡れますが。。
まとめ
自然とアートの融合が新鮮で全体を通して綺麗な印象でした。
人気が高く、展示終了間近ということもあり混んでました。入場するのに20分〜30分かかりました。ピークの時間帯だったようです。帰り際は入場待ちはありませんでした。